還暦を迎えたこの年、45年前を思い出す。
1978年春、希望を胸に60人の
鶴工野球部新入生が入部した。
その年の夏、灼熱の太陽の下、
鶴工野球部グランドで甲子園を目指し水も呑まずにガムシャラに練習に励んでいた一年生は僅か11人となっていた。
想像を超えた練習と先輩との厳しい主従関係があり、野球の上手い下手は関係なく気合と根性がなければ続ける事のできない環境がそうさせたのだ。その11人の一年生は深い絆で結ばれ、最後まで野球を続けた。
そのメンバーが今年還暦となり 42年ぶりに地元メンバーが企画した還暦野球に全員揃って参加する事ができた、奇跡に近い出来事と素晴らしいと仲間と還暦を迎えられた事に感謝をしながら、還暦野球を楽しむことができた。


釘宮祐治

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